勝手なイメージだけど、IT系の会社に転職するために資格があった方がいいし有利な気がするんだけど実際はどうなの?教えて!!
まだ実際にIT業界に転職や就職していない方は、こんなことを思いますよね。
僕自身は、正直資格があるということをあまりわかってなくて未経験・未資格で転職活動を行って入社しました。
実際色んな資格があるということを入社後に知り、かなりたくさんあるんだなと驚いた覚えがあります。
なので、この記事では資格の紹介や資格をとった場合どのようになるのか。実際の現場の人たちは資格に関してどんなふうに考えているのかということを話していきます。
今後の皆様の役に立てれば幸いです。
ITの資格ってどんなものがあるの?
まずは、資格の紹介をしていきます。
とは言っても資格もかなり多くて多岐にわたるので有名な資格をメインに紹介していきます。
実は、IT系の資格には大きく分けて3種類あります。
・国家資格
・ベンダー資格
・ベンダーニュートラル資格
といった資格があります。ベンダー資格とベンダーニュートラル資格は民間資格になります。
国家資格 | 経済産業省が所轄するIPA(独立行政法人情報処理推進機構) が主催する資格。 認知度が高い。信頼性が高い。 |
ベンダー資格 | ハードウェアやOS・ソフトウェアなどの製品を提供している 企業(ベンダー)が認定している資格。 AWS(アマゾンのクラウド)・マイクロソフトが提供している 資格もある。 |
ベンダーニュートラル資格 | 民間ではあるが、特定のベンダー(企業)が認定しているわけで はない資格。 主催はNPO法人など。 特定のOSやソフトウェアなどに特化していない。 |
ここからは、資格を紹介していきます。
◾️国家資格編
・基本情報技術者
基本情報技術者試験は、IT系の資格の中でもかなり基礎的な資格でもあり有名なものです。
エンジニアとしての知識・スキルに関わる問題が多く出る試験になっています。それこそプログラミングのことからソフトウェア・ハードウェア・OSのことだったり、プロジェクトの管理についてやIT戦略に関することなどかなり幅広い分野から問題が出るのでその辺りをカバーする必要があります。
またアルゴリズムのことだったり、2進数のことなどもでます。企業によっては新人に取得を促しているところもあるみたいなんですが、正直レベルが高すぎる問題があるなと感じます。2桁ぐらいの経験年数がある方や研究などが好きだったりする方は向いているなという印象で、自分の周りを見ててもそういう人は合格することが多いです。
学習の仕方といえば、過去問や参考書などを買って学習を進める方法が一般的です。
合格すれば国家資格持ちになるので自信がつき仕事にも影響していきますので、挑戦してみてください。
ちなみに僕は合格できませんでした。泣
難しすぎる。
・応用情報技術者
応用情報技術者試験は、先ほど紹介した基本情報技術者試験の上位の資格になります。
こちらは、ソフトウェア開発・ネットワーク構築・DB(データベース)構築など情報システム開発全般に関する知識や運用面の知識が必要になってきます。
一応、対象者は経験3〜7年程度となっておりますが、基本情報技術者試験でさえも結構難しいので「これほんとかな?」と思っていますが、やはりここまで来るとしっかりとした経験がいるということですね。
まずは基本から合格をして応用に挑戦するという流れになります。
この間、僕が勤めている会社でも一人だけですが応用に合格した人がいました。やはり只者ではない人です。研究者みたいな人なので「合格したか。ついに・・・」って感じでした。
・ITパスポート
ITパスポート試験は、上で紹介した資格よりも学習も取り組みやすい資格になります。
取得することで、情報技術に関わる仕事に就くことが有利になります。
初めてのIT資格取得におすすめです。
割と最近入社してくる方たちも取得してることが多くて、例えばIT情報処理系の学校に行っていたとか知り合いにこんな資格があるよって教えてもらって取得したとのことでした。
結構合格している方も比較的多いので、まずはITパスポートを取得し自信をつけていきましょう!!
◾️ベンダー資格編
・AWS認定資格
AWS認定試験はあのAmazonが提供しているクラウドプラットフォームAWS(Amazon Web Service)の認定資格です。
基礎、アソシエイト、プロフェッショナルの3コースと専門分野の知識に関する試験があります。
6ヶ月、1年、3年程度のAWS使用などの経験が目安になっています。
特に最近は、自分も含め色んな方達がAWSを現場で使用していたりします。サーバーをAWSの環境下に置いて実行したりDB(データベース)を置いていたり様々な使い方があります。
・Google Cloud認定資格
こちらは、Google大先生が提供するクラウドサービスの認定資格です。
基礎、アソシエイト、プロフェッショナルの3コースと専門分野の知識に関する試験があります。
未経験(基礎)、6ヶ月以上の実務経験(アソシエイト)、3年以上の実務経験(プロフェッショナル)が受ける目安になります。
・Microsoft認定資格(Azure)
Microsoft社が提供するソフトウェアや、サービスなどに関するスキル・知識を認定する試験になっています。
また、AWSと同じクラウドプラットフォームでもあるAzureの試験もあるので、現代では今も今後も取得するとかなり有利になっていく試験でもあります。
そして特徴的なのが、試験には3つのレベルがあり(Fundamental、Associate、Expert)自分のスキルに合わせて選択が可能というところです。実務経験がなく独学でもスキルがあれば一番上のレベルを受けることもできるということですね。
こちらも、「要チェックや!」な試験になっています。
・Python3エンジニア認定基礎試験
最近は、AI技術の発達がものすごい話題になっていたりしますが、そのAI分野への興味がある方は受けた方がいい試験がこちらのPython3エンジニア認定基礎試験になります。
Pythonは他の言語に比べてAI分野にかなり強いプログラミング言語です。
またPythonは、AI分野だけではなくWebシステムの開発や2Dのゲームの開発などもできますし、個人的に言語を使っていて一番いい部分だなと思うのが、業務自動化にすごく使いやすい言語だということです。
わかりやすいのは、Excelの作業がPythonで自動化できたり・ネットのニュースの記事やタイトルなどを取得しExcelに書き込むこともできます。
そして、ソースコードがシンプルで書きやすいのと読みやすいというのが素晴らしいです。
基本的に、言語のスキル・知識を問われる試験になります。
今後もAIがどんどん技術を上げていくと思うので、もっとPythonは熱くなると思います。
取得するのもGoodですね!!
◾️ベンダーニュートラル資格編
・C言語プログラミング能力認定試験
C言語のプログラミング能力を問われる試験になります。
C言語といえば、1972年にUNIXというOSのために作られた言語です。歴史がすごく長い言語であるにも関わらず、汎用性も高く現在でもロボット開発・IoT・アプリ・AIなどにも使われており人気も高い言語になっています。
特徴的なのが、開発の際にメインでは違う言語を使っている場合でも一部はC言語を使用したりもできるところです。なんでそんなことができるのかというと元々OSのために作られたので環境を問わず使用できること。また、処理速度が他の言語に比べてかなり速いということが挙げられます。
なので、処理がどうしても重たくなってしまう部分ではC言語を使用し、処理をスムーズにしていく。ということも実際に開発の現場では行われています。
個人的に今まで使用した言語の中で最も難しい言語だと思っています。
そんな試験ですが、3級〜1級まであるので、一段一段駆け上がっていくのがいいでしょう!
ちなみに、C言語ができるというのはかなり武器になります。下手したら国家試験を取ったという証明より強い証明になる場合があります。それだけ難解でもあるというのと、企業自体が言語に高い信頼があるからということです。
資格取った場合、どうなるの?メリットは?
ここからは、資格を取得した場合どんなことが起きてくるのかということを解説していきます。
基本的に、資格を取得するということはそれなりに時間やお金をかけて受験していくものです。
みんなと遊んだり、飲みに行ったりしたいでしょうし。
彼女・彼氏がいる方は、一緒にいれる時間を増やしたいというふうに思いますよね。
しかし、それを断って家で欲と闘いながら頑張っていく。
まずは、それができるだけでも尊敬できます。
その結果として合格し、資格を手にいれるということができるとやってきた甲斐があります。
だからこそ、転職に有利になったり入社できた場合は会社にもよりますが、5000円から10000円の資格手当というものが付いてくる会社もあります。
そうなると給料の部分でも大きく差が開いてきます。なのでそこがメリットですね。
そして例えば、あなたが起業したとして「人を雇おうかな」となった場合で考えてみてください。
採用を始めた時に、色んな人からありがたいことに応募がありました。様々な経歴の人だったり有名な大学を卒業した人いろんな人があなたの会社を受けにきてくれました。
その時に、どこを見て採用したいと思いますか?
学歴?顔?人柄?色んな部分を見ると思いますが、やはり実績も大きいと思いませんか?
もちろん新卒だったり、全然違う業種から受けにきてくれた場合は実績は見えにくかったりします。
その中で、わかりやすいのが資格があるかということ。証明にもなります。
でも実際に見てる部分としては、「コツコツ頑張れるのか」「学習意欲は高いのか」「もし分からなくったら自分で調べて解決まで持っていける根気はあるか」という部分ではないですか?
そこの部分がわかりやすいのが「資格」なんです。正直、その時あって人柄もそんな理解できないですし、学歴と言われてもなって感じますよね。
「資格」はその人のバックグラウンドがわかりやすいから、評価をしやすいというのがリアルです。
なので、取れる時に取っておきましょう!!
有利に進めていってください。
実際現場にいる人たちは資格についてどう思ってるの?
それではここからは、現場で働いている人たちは資格についてどう思っているのかということについて話していこうと思います。
正直、現場にいる人たちにとってはあまり資格は関係ないように思っている人も多い印象でした。
しかし、別にだから必要ないというふうに言っているというわけではなく、「あったら確かにいいね」ぐらいです。
割と会社としてみるのと現場では少し違います。
現場では、資格よりもその現場で役にたつ言語のスキルとかマネジメントスキルといったスキルの方が重宝されます。
特に、ITの現場は納期というものがあり、そこまでに設計から開発・テストまで行ってクライアントに納品しなければなりません。そこまでに間に合うような開発のスキルやスケジュール管理のスキル等があれば大変助かるということです。
もちろんただプログラミングのスキルさえあればいいとかそういうものではないです。
コミュケーションスキル・ExcelやWordのスキル、その他諸々多くのスキルが必要です。
現場に限っては、「資格」で優先されたり評価されることは多くはないです。やはり少なからず実力至上主義の世界なので。
でもそれは仕事においてです。
人間性はもちろん評価されますし、根性ある子だなと思われて気に入ってもらえると思います。
なので、今できることにフルコミットして自信を持って進めていきましょう。
↓僕自身が必要・大切だなと思っているおすすめのスキルを紹介しています。
まとめ
今回の記事では、「資格」のことについて話してきました。
僕個人としては、取れるならとっておいた方がいいと考えております。
しかし取得できなくても、他のスキルでカバーできるし活躍はできます!!
そのために、他のスキルもしっかり自分の中に落とし込んでいけるとよりGoodですね!
正直、国家資格もそうですが資格を取得するということはなかなかに難しいものですよね。
学生の時とかも国家資格を受けたことがあるんですが、自分では死ぬほど勉強したつもりなのに本番になって問題見た瞬間「あれっ?こんなところあったけ?」みたいになることがあったり、試験会場の空気ってなんとも言えない雰囲気があって頭真っ白状態になることもあります。
今では、パソコンで試験を受けることができるし、それが主流になりつつあります。不思議です。いまだに。
できることにフルコミットして、良い転職活動にしていきましょう!!