転職活動の中で、一番大変になってくる面接で気をつけておくことってあるのかしら?
コツを掴んで成功に近づけたい。
転職活動をする中で、メンタル的にも体力的にも気を遣うのが面接です。
また、面接が得意であると自信満々に言える人の方が少ないのではないでしょうか?
ご想像の通り、面接ではちょっとしたことでその後の評価に影響することもたくさんあります。
今回の記事では、面接におけるマナーや身だしなみなどの注意点をまとめて解説していきます。
今後の転職活動の参考にしてみてください。
面接の流れと気をつけるポイントとは?
まず、面接の時はどんな流れなのか。
そして、気をつけるポイントはどこなのかということについて解説していきます。
<面接当日の流れ>
⑴面接会場にて受付を行う
⑵指定された場所で、待機する
⑶名前または番号を呼ばれたら面接室に入室する
⑷面接開始
⑸面接終了後、退室する
<気をつけるポイントについて>
大前提として、ドタキャンや遅刻はしないようにしましょう。というか論外です。
これは、社会人としてもそうですが、人としてきっちり守るべきポイントです。
⑴面接会場にて受付を行う際の気をつけるポイント
まず余裕を持って受付を行なってください。
そのためには、事前に面接場所や交通機関の状況など把握しておくのがポイントです。
交通機関を使う場合、天候やなんらかの事故・故障などで遅れが突発的に起きたりします。
天候は事前に調べておく。電車・バスなどの運行状況などは定期的にHPを見ることで知ることができます。
それでも、予期せぬことがある場合は早めに先方に連絡をしましょう。ギリギだと印象が良くないです。
⑵待機する際の気をつけるポイント
面接室の前や待機室などに案内されます。基本的に案内に従っていけばOKです。
気をつけるポイントとしては、静かにしておく・騒がないことができればいいです。
流石に一人で騒ぐ人はいないかと思いますが、例えば知り合いがいた時や、面接の練習をしたりすると声が響いたりすることがあります。
他にも同じように面接に来ている方もいるので、配慮も欠かさないことが大事です。
⑶面接室に入室する際の気をつけるポイント
ここでは「〇〇さん、部屋にどうぞ」みたいに案内されます。
返事をして、ドアをノックし「どうぞ」と言われてから部屋に入室しましょう。
入る際は、「失礼します。」と言って椅子の横まで行ってください。
椅子の横まで行ったら、「どうぞ座ってください」と言われるのでそこで着席するようにしましょう。
また、入室のパターンとして面接官より先に入れられ、後から面接官が入ってくることもあります。
その時は、着席をしておいて面接官が入ってきたら立ち上がってお迎えする形でOKです。
その後同じように「座ってください」と言われるので、それに従って着席しましょう。
⑷面接開始の際の気をつけるポイント
そしてここから面接が始まります。
緊張するでしょうが、背筋を伸ばして笑顔でハキハキと話すようにすることが大事です。
また、相手の目をみてゆっくりでいいので丁寧に話すことを意識できるとGoodです。
僕自身も何度も経験がありますが、本番になった時に言おうと思っていたことがポーンと頭から消えて真っ白な状態になってしまうことがあります。
そうなった時、相当焦ってしまい早口になったり質問に対する回答が訳のわからないことを言ってしまったりしてしまいますよね。
そんな時は、まず深呼吸をし練習通りではなくても今何を聞かれているかということをしっかり把握する意識を忘れないことが重要です。
面接はなんとなく質問されたらすぐ答えることがいいと思われていることが多いですが、見当違いの回答をするより多少間をおいてもしっかり回答することのほうがいいです。
しっかり答えられた実感があれば、緊張もほぐれてスムーズに話すことができるようになります。
ちなみに面接官によりますが、アイスブレイクの時間をとってくれる方もいます。
「今日天気が悪かったですが、どうやってここまできました?」
「日焼けしてますねー。なんかスポーツとかやられてるんですか?」
みたいな感じで最初に話を振ってきてくれたりします。
最初が肝心で、きっかけさえ掴めればスムーズにいくことも多いです。
丁寧に対応できるようにしましょう。
⑸退室する際に気をつけるポイント
面接も終わり安心してしまいますが、退室する際も重要です。
出していたものがあればカバンにしまい、席から立ち上がって「本日はありがとうございました」とお礼を言ってドアのところまでいきましょう。
ドアの前でも一礼し、退出する時は静かにドアを閉めること。
ここで気をつけたいポイントとしては、上着(コートなど)は退出してから着ること。
また、ドアの前まで行く時に走ったりバタバタしないこと。
遠足でも「家に着くまでが遠足だ」ということは聞いたことがあるかもしれませんが、面接も「退室し家に着くまでが面接」です。
最後まで丁寧に対応しましょう。
身だしなみはどんなふうに気をつけるべき?
面接ではどれだけ自分をアピールできるかということが重要視されますが、身だしなみも知っての通り重要です。
人は、第一印象でその人の中身まで判断してしまうことがあります。
そしてそれは、実際にその人の中身をよく知るまで引っ張られてしまいます。
これは誰しも往々にして経験があるでしょう。
「第一印象はいい人だと思っていたのに、中身がクズだった」とか。
あるいは、「最初の印象はよくなかったけど、実際に接してみたら凄いいいやつだった」とか。
できれば最初から良い印象を残したい。そう思いますよね。
では、身だしなみの部分はどんなふうに気をつければ良いのか?
ここではそれについて解説していきます。
◾️髪型や顔まわりについて
まず髪型ですが、基本的に清潔感があればどのような髪型でも良いです。
しかし、モヒカンなどのロックをやっているような派手なやつは避けましょう。
また、長い人はまとめることや前髪は顔がしっかり見えるようにしておくことがいいです。
顔まわりについてですが、男性の場合は髭をどうするべきかということはありますよね。
これは受ける会社や業界にもよりますが、生えていてもいい場合もあります。
しかし、基本的には剃って綺麗にしておくことがベストでしょう。
女性の方は、ネイルをしている方も多いと思いますが、派手ではないものをしていきましょう。
最近は化粧する男性も増えておりますので、女性・男性ともにナチュラルなものであればいい印象を与えることができます。
なんと言ってもここでのキーワードは「清潔感」です。
◾️服装について
服装については、基本的にスーツであれば無難ですね。
色に関しても、黒かネイビーにすれば大丈夫です。
個人的にはネイビーのスーツがオシャレかつ仕事できそうなイメージなのでおすすめです。
そして、中は男性の場合は白のYシャツがいいでしょう。
女性の場合は、Yシャツでもいいですが、カットソーでもOKです。
あとはカバン・靴・アクセサリーなどのことですが、シンプルで控えめなものにしましょう。
カバンや靴の色に関しても迷ったら黒がおすすめです。
アクセサリーは一点だけにしておくのがいいですね。
◾️匂いについて
匂いも重要なものになります。
特に夏の場合は、どうしても汗をかいてしまいます。
なので、しっかりと対策をする必要があります。
ハンカチ・タオルなどでしっかり汗を拭き取っておくこと。
また、汗拭きシートはコンビニでも手に入りますのでそういうものを利用すること。
そしてもう一つは、香水です。
香水もつけすぎは良くないですし、匂いが強いものは避けるのがいいでしょう。
つけるのであれば、石鹸などの香りに近いものなどの清潔感があるのを選ぶことがいいです。
匂いは想像以上に、相手に与える印象を左右してしまいます。
しっかり対策することが、成功を握る鍵になるでしょう。
面接を受ける前にしておくべきこととは?
では、面接を受ける前にしておくことはあるのでしょうか?
結論から言えば、あります。この準備がすごく大事になります。
それをここから解説していきます。
◾️面接の練習をやっておく
これは、当たり前だとは思いますが、事前に面接の練習をすることは大事です。
いわゆる「模擬面接」というやつですね。
社会人になると、「面接やってる時間がない」とか「そもそも練習する相手がいない」と理由でやらない人が多いです。
僕自身も面接を受ける前に同じような理由で練習せず受けに行ったことはありますが、その度に「練習しとけばよかったな」と反省します。
面接はそんな頻繁にあるものでもないし、どんな人でもうまくいかない可能性があります。
実際、緊張しているのかよくわからない感覚で、何を聞かれたのか・なんと答えたのかということをはっきり覚えてないことが練習していないとありました。
そして案の定、結果は良くなかったです。
事前に模擬面接するメリットは、安心感が得られるということです。
「しっかり練習もしたし、うまくいくだろう」と心の余裕があります。
なので、練習した分だけパニックになりにくいです。
また、模擬面接もさまざまなパターンでやるといいです。
個人面接に対応したものや、集団面接に対応できるパターンなどです。
そして、質問もいろんな角度からの質問をしてもらえると自分の引き出しが増えていきます。
あとは、フィードバックをもらうようにして、ダメだったところ・よかったところや自分の癖などを把握するのも対策がとりやすくなるので必須です。
模擬面接は、できるのであれば友人や家族または恋人でもいいので必ずやっておきましょう。
◾️面接会場までの道のりを下調べしておく
こちらも結構重要な準備になります。
行ったことある場所ならあまり気にしないでもいいのですが、初めて行くような場所だった場合、行き方や行く手段もしっかり調べる必要があります。
そして、道のりがわかって終わりではなく、実際にどのくらい時間がかかるのかということを当日までに自分の足で行ってみることをお勧めします。
そうすることで、「予想よりも時間がかかった」や「実際に乗り換えが発生するんだ」など知ることができ、当日知って慌てないで済みます。
下調べせず、予想だけで当日行ってみたら、思っていたより時間がかかってしまってギリギリになってしまったり、最悪遅刻することもあり得ます。
そうなってしまうと面接どころの騒ぎではなくなります。
間に合ったとしても、面接でいい結果を出せなかったりすることも。
なので、めんどくさいとは思いますが結果を出すためのものだと思ってしっかり準備はしておきましょう。
◾️身だしなみを整えておくこと
上で気をつけるポイントとしてもお話ししましたが、準備としては髪を切りに行ったり、ネイルをしに行ったり、Yシャツなど足りないものを買いに行ったりしましょう。
気分一新するために、一通り新しいものを揃えるのもありですね。
また、香水を選びに行ったり、匂いケアができるものを用意したりしましょう。
個人的にこの準備が一番やる気も出るし、楽しい部分でもあります。
意外とこのモチベーションが面接にも影響したりするので、出来うる限りのことをしていくことは大事です。
そして、友人などに協力してもらって、印象がいいと思われるようにアドバイスをもらいながらやってもいいですね。
頼んだら喜んでついてきてくれる人は結構います。
言い方は悪いかもしれませんが、友人も利用していきましょう。笑
自分の強みを整理して「役に立てる」を伝えられるようにしよう。
面接では、自分の強みは何かということをしっかり整理して相手にどんなことに「役に立てる」のかということを伝えれるかが勝負になってきます。
会社はなぜ人材を求めているのでしょうか?
それは、「社会に役に立つため」です。
そのために、優秀な人材を獲得し、いろんなサービスを作ってたくさんの人に利用してもらいたいと考えているわけですね。
では優秀な人材とは何でしょうか?
有名な大学を出たとか凄いサービスを作ったとかそういうのがあれば、それは強みにはなりますが、会社側としては自分たちのやっていきたいことにマッチしていなければ「優秀な人材」とはならないです。
なので、働きたいと考えている会社はこれからどのような方向性で進んでいきたいのか、それに自分のスキルや能力はマッチしているのかということをしっかり整理する必要があります。
そして、マッチしていると感じたら次は「この部分は役に立てる」ということを面接で伝えていくようにします。
ここまでできると、面接で話す内容の幅や深さも変わってきます。
あなたも経験があることかもしれませんが、自分が話していることに共感しなおかつその内容で深い部分まで話す人が現れた時、結構感動しませんか?
「あ、この人わかってるわー」ってなりますよね。
そんな人と気づいたら仲のいい人になっていたこともよくあることです。
世の中にある会社もそんな人を求めているわけです。
ここで「強みってどうやって見つけるの?」と疑問が湧くかもしれませんね。
強みはあなたが持っている「結果」であったり「スキル」であったり「バックグラウンド」などです。
例えば、「サービスの売り上げが伸び悩んでいた時に、自分なりの視点から売り方をSNSも使ってみてはどうか?と提案でき、それが売上を30%上げることができた」などの結果だったり。
「プログラミングが好きで、趣味でもやっていたら新人の教育係をするようになった」などのスキル面があればそれは強みになります。
他にも「資格を10個ほど持っている」とか「教えることが上手いと言われた」でもいいでしょう。
そういうものを書類の自己PRなどに記載することで、面接官から質問が飛んできます。
そこから具体的にどんなことをしたなどを話せばOKです。
まずはしっかり企業・会社分析を行い、ビジョン(方向性)と自分の強みがミスマッチしていないかということを事前準備としてやっておいて、面接では「この部分で役に立てます」ということを伝えられるようにしましょう。